サボテン・多肉植物について

サボテンの正体

サボテンの原産は南北アメリカ大陸です。乾いた土地でも生きていけるように、
茎の中にたっぷりの水分を溜め込めるようにし、その水分を狙う動物達から身を守るために、
葉が変形して刺になりました。

サボテン

サボテン=砂漠というイメージが強いですが、森林地帯や、雪も降るような高地にも生息しています。
いろいろな土地にあるサボテンですので、その種類は3000種以上あります。
気候や土地に合わせて独自の形に進化してきたのがサボテンなのです。

サボテンを大まかに分けると、木の葉サボテン、ウチワサボテン、柱サボテンの3グループになります。
木の葉サボテンは、葉の形状を残していて、一見普通の樹木のように見えます。
ウチワサボテンは、しゃもじみたいな姿をしているもの、球状のものなどがあります。
そして柱サボテンは、柱型や球型などで、身近で見るサボテンのほとんどは柱サボテンの仲間です。

サボテン

サボテンの形

サボテンは、木の葉サボテン→ウチワサボテン→柱サボテン
の順で進化してきたと考えられています。

進化のテーマは「いかに水分を蒸発させないか」。
まず水分を失いやすい葉をなくして、水分を溜めれるように多肉化していき、
次に光の強さを加減したり、水分の調節をしたりする稜(りょう)ができていきます。

そしてさらに乾燥した地域では、もっとも表面積の小さい球型にと形を変えていきました。
もちろん、前述のように気候や土地に影響されるわけですから、全てが球型をめざすのではなく、
木の葉サボテンもウチワサボテンも現代にちゃんと残っています。

刺の形も、生育する環境によって変わります。ツクツクした刺ばかりではなく、
中には羽毛のようにフワフワした刺もあり、寒さから身を守るコートの役目を果たしたりしています。

サボテンは何万年もかけて、それぞれが耐えなければいけない環境に適合すべく、
その姿を進化させてきた植物なのです。

サボテン

サボテンと多肉植物

さて、ここで質問。アロエはサボテンの仲間かどうか-----答えはNO。
雰囲気は似ているが、アロエはサボテンではなく多肉植物の一種です。
よく皆さんが混乱する原因は、サボテンも多肉植物だということです。

多肉植物とは、水分をたくさん含むように、体のどこかが変化した植物で、
押し花にできないほど葉や茎が肉厚になっている植物のことをいいます。
その中の一角を占めるのがサボテン科。その種類があまりに多いため、一般的には「サボテン」と
その他の「多肉植物」とにわけて語られることが多く、「サボテン・多肉植物」と呼ばれています。

サボテンはまた、刺座しざと呼ばれる、独自の特徴を備えている。
葉が多肉化した場合が多い多肉植物に対して、サボテンは茎が多肉化し、葉が刺になります。
その刺は、枝が変化したとみられる刺座から数本単位で出ています。
サボテンかどうか見分けるには、刺座があるかどうかをチェックするとよいです。

サボテンの特徴